大阪万博パビリオン体験記第3弾はNTT館!
ここは個人的に一番未来の技術を感じたパビリオンでした。
次世代通信IOWNと言いながら3Dみたいなものでそんなに変わらないんでしょ~と思っていたのですが、もう全然違う!!
個人的もう一度体験したいパビリオンNo.1です!ぜひとも体験してもらいたい!!
PARALLEL TRAVEL –パラレル トラベル–

NTTパビリオンのテーマは「PARALLEL TRAVEL(パラレルトラベル)」。
時空を旅するパビリオンということで、次世代情報通信基盤「IOWN」による空間伝送技術を体験できます。
IOWNでは離れた場所と空間そのものを繋ぎ、まるで相手が目の前にいるかのように感じられるとのこと。

正直、3Dの画質がきれいになったのかな程度にしか思ってなかったんですが、全然別物!!ほんとに手が届くかと思った!
Zone1~Zone3まであり、順に紹介していきますね!
Zone1(プロローグ):人類のコミュニケーションの歴史


ここでは古代から現代にかけて人類が用いてきたコミュニケーションツールの変遷を振り返ります。


以下のような移り変わりを経て、通信技術は発達してきたようです。
※年号間違え、和訳間違え、映像で追いきれなかった漏れあると思いますのでご了承ください。
- 紀元前4000年 洞窟の絵画
- 紀元前2000年 伝書鳩
- 紀元前700年 狼煙
- 600年代 トーキングドラム
- 1400年代 活版印刷
- 1800年代 郵便システム
- 1832年 モールス信号
- 1900年代 ラジオ
- 1933年 回転式ダイヤル電話
- 1960年代 衛星通信
- 1969年 プッシュ式電話
- 1970年 コードレス電話機
- 1973年 FAX
- 1987年 携帯電話
- 1990年代 インターネット
- 2007年 スマートフォン
- 2020年 5G
- 2025年 IOWN



今は5Gが普及し始めましたが、2050年には今回体験する「IOWN」が利用され始めているのかな?
昔は大事な情報を近くに伝える、というのがメインでしたが、現代に近づくにつれ、離れてた場所をより速く繋ぐことが重視されてきていることがわかります。
「IOWN」時代ではここからさらに、「ことばにならない気持ち」や「映像や音だけでは伝わらない感覚」「一緒にいるだけで感じる、気配や空気」を届けられるようなコミュニケーションが可能になるとのこと!
Zone2(メイン):PerfumeのパフォーマンスでIOWN体験


ここでは実際に女性3人組ユニットの「Perfume」による「ネビュラロマンス」のパフォーマンスを通して「IOWN」を体験できます。



冒頭でも述べましたが、本当に今までの3Dとは別物でした!舐めてました!!
画質もとんでもなく綺麗なんですが、まるで目の前で歌っているように聞こえる音響とステップの振動を感じられます。
3Dメガネをかけて体験するので実際のメガネ越しの映像は伝えられませんが、メガネなしはこんな感じです。





この映像がメガネをかけると、とんでもなく同じ空間にいるように体感できるんです!!



LiDARセンサ(現実世界の空間を計測・把握するためのセンサー技術)と光学カメラを組み合わせた独自システムに加えて、加速度センサや位置トラッキングセンサなどの膨大なデータを高速大容量のIOWN通信によって吹田の万博記念公園から夢洲のNTTパビリオンに伝送しているんだって!



IOWN通信によってこのパフォーマンスは可能になったってことか!
- Perfumeってテクノポップ的な曲調が近未来的でもあり少しだけレトロな雰囲気が感じられるので、今回のテーマにとても合っていると思いました!人選が完璧だ!!
- 衣装も1970年万博の電気通信館のものをリメイクしているそうですが、Perfumeはもともとそういった「コスチューム」的な服がとても似合うのでさすがの着こなしでした!
Youtubeでもこの映像は見ることができますが、NTTパビリオンのIOWNでは比べものにならないくらいの空間を感じることができるので、ぜひ体験してもらいたいです。



将来は好きなアーティストのライブを家で没入体験することができたりするかしら!



遠くでなかなか会えない人が目の前にいるかのように感じながら話すことができるようになるかも!
「IOWN」はまさに時空を超えたコミュニケーションを可能にする技術かもと期待させられる内容でした。
Zone3(エピローグ):もう一人の自分に出会って未来を感じよう


最後のエリアでは来場者一人ひとりを撮影し、スキャンデータをもとに壁の画面に映し出されるもう一人の自分と対面します。
若返ったり老けたりした姿で、踊ったり歌ったり…自分の姿が画面に出てくるのは少し恥ずかしかったですが、自分の意思とは全然違う自分が動いているのを観るのは面白かったです。
IOWNの時代は
自分という存在さえもひとつの可能性に縛られるものではない。デジタルの世界で、あらゆる制約から解き放たれる自分。それぞれが新しい「私」と出会う。そして、新しい「私たち」が出会う。その先には世界のまだ見ぬ可能性が広がっていく。
公式Webサイトhttps://group.ntt/jp/expo2025/pavilion/より引用
大阪ヘルスケアパビリオンの「ミライの自分」と少しコンセプトが似てるかな?


まとめ:「IOWN」で可能になる未来の通信技術に期待!


私は、インターネットやスマートフォンなど通信技術は自分の幼少期から現在にかけて一気に発達したと感じていて、正直なところ今後はマイナーチェンジになるのかなと思っていたんです。



せいぜい通信が安定しているとか画質がもっと綺麗になるとか程度かな…と。
ですが、今回NTTパビリオンで「IOWN」を体験してみて、単に音声や映像を繋げるではなく、空間そのものを繋ぐという全く新しい通信技術が生まれようとしていることにワクワクしました!
広く普及するにはまだまだ課題があるのでしょうが、「IOWN」によってもっと相手の気持ちが伝わるコミュニケーションが実現できることを楽しみにしています。